Monthly Archives: 8月 2020

「食卓から守る湖北の風景」イベントレポート

「食卓から守る湖北の風景」イベントレポート

長浜生活文化研究所では、食にまつわる人やわざや想いを後世につなぐ団体「TSUNAGU〜つなぐ〜」とともに、イベント「食卓から守る湖北の風景」を8月29日えきまちテラス長浜で開催しました。これは、地元の旬の食材を使った「湖北のお弁当」を、食と暮らしにまつわるお話しを聞いて賞味いただくものです。 イベントタイトルから、「どうやって食卓から風景を守るの?」「食卓と風景って関係あるの?」と疑問が湧くかもし […]

「琵琶湖の食文化守りたい」 鮎養殖の「鳥塚」

「琵琶湖の食文化守りたい」 鮎養殖の「鳥塚」

長浜には、琵琶湖のアユをもっと多くの人に食べてもらおうと生涯をかけた人がいました。故・鳥塚五十三さん。 琵琶湖へ注ぎ込む姉川のアユ漁師として代々続く家に生まれ、鮎養殖業「鳥塚」を創業、種苗アユの育成や子持ちアユの人工育成、琵琶湖産鮎の地域ブランド化などに取り組んできました。 五十三さんの次女、貴絵さんはこんな思い出を話します。 「当時小学生だった姉が、学校給食で出たアユがおいしくなかったと父に話し […]

まほろばの里から生まれる 入浴剤

まほろばの里から生まれる 入浴剤

古橋薬草組合 熊井時男組合長 自然味あふれる芳香。お風呂から出た後も続くぽか ぽか。ヨモギ、トウキ、フジバ カマ、ラベンダー、ベルガモット、ウイキョウ、リュウノウギク、 シシウド、アカメガシワ、オレ ガノなど実に10種以上の薬 草・ハーブを配合した天然成分のみの入浴剤で、香りと保温効果に恵まれているのも納得、植物がもつ力を実感します。 製品名にもなっている己高山(こだかみやま)は、長浜北部の木之 […]

一子相伝の伝統民具 

一子相伝の伝統民具 

小原かご継承  太々野 㓛さん 豪雪地帯として知られる長浜市余呉地域に、かつ て小原という集落がありました。 この村の名を冠した編みかご「小原かご」は、 800年前に都から隠棲した白子皇子が住民に作り方を教えたという伝承をもち、以後集落で製法が受け継がれてきた民具です。 「100年もつ」「水を入れてもこぼれない」と評されるほど丈夫で精巧なつくりで、野良仕事に、子守カゴに、 […]

営みの風合い滲み出る民藝

営みの風合い滲み出る民藝

「Nanao pottery」七尾佳洋さん、うた子さん 北国街道木之本宿には、全国で活躍する陶芸家夫妻がいます。七尾佳洋さんとうた子さんです。 佳洋さんは函館市出身。 沖縄県立芸大で民藝を学び、卒業後、日本の「スリップウェア※」の第一人者・柴田雅章氏に弟子入り。兵庫県篠山市で3年間、薪ストーブなど生活で使う薪から出る灰で作る灰釉を掛けて焼成する師匠独自の技術を学びました。 (※土に水を加えたクリー […]

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