琵琶湖のほとり、西浅井町大浦に店を構える「みつとし本舗」は、昭和47年の創業以来ピーナッツ煎餅一筋。
昔ながらの家屋を活用した店内では、3代目として製造を担う山口大智さんが出迎えてくれます。
ピーナッツ煎餅「丸子船」の主な材料は小麦粉に砂糖、卵、ピーナッツ、そして滋賀県産のはちみつ。配分は、季節や天気の様子を見ながら細かく調整。自らの感覚を頼りに繊細な焼き作業を経て生み出されます。
その味わいは和洋どちらの枠にも収まりません。一度食べればその虜となってしまう味わいと、大智さんと母ともこさん親子の人柄の良さに惹かれ、発送を頼まずに遠方から足を運ぶ人も少なくありません。
かつてさまざまなものを運んだ琵琶湖の木造船、丸子船のように、代々受け継がれてきた歴史と想いがつまった煎餅を多くの人へと届けています。
大好きだった祖父の味を残すため店を継ぐことを決めたと話す山口大智さん。これまでの歴史と思いのつまった店を残すために新たな店舗展開に挑んでいます。
【ピーナッツ煎餅「丸子船」】
初代が生み出した味を45年以上守り続ける3代目の新たな挑戦として、滋賀の特産品を掛け合わせた新商品「MITSUTOSHI+(みつとしプラス)」も販売。
みつとし本舗 長浜市西浅井町大浦1601 Tel :0749-89-0191 営業時間 8:00~18:00 定休日 第2・第3日曜日の午前 https://www.mitsutoshi.net/
この記事を書いた人:コホクニ、編集室