Monthly Archives: 4月 2020

受け継いでいくために挑戦を続ける

受け継いでいくために挑戦を続ける

シャリに埋め込まれた甘酢生姜のカリッとした食感、爽やかな香りが口いっぱいに広がる大葉。ピンクと緑の色鮮やかな断面が特徴的な「さんとく三太郎」の鯖寿司。 母体である三徳は、余呉地域で創業。2代目の大澤剛人さんは、商品のブランド化にあわせた店舗展開を進めるなかでも、拠点を余呉の地にこだわりました。 「ここに骨を埋めるつもりで店の場所を選んだんです。余呉に育ててもらったから。僕も、この会社もね」と覚悟を […]

山のいのちと真剣に向き合う

山のいのちと真剣に向き合う

冬の厳しい余呉町にある居酒屋でのこと。シカの肉を食べて初めて「おいしい」と感じ驚いたことを今でも覚えている。このおいしさは、余呉町の猟師白川芳雄さんの「山のいのち」に対する思いと技から成せるもの。仕留め方、解体処理どちらも適正な方法を用い、最もおいしい状態で肉を提供する術を知っているからだ。 白川さんは狩猟の免許をもって40年以上になるベテランで、捕らえた獲物を広く提供したいと、長浜で最初に野生鳥 […]

桑酒の香り高きスイーツ

桑酒の香り高きスイーツ

ふわぁーんと漂う良い香りと口の中で溶けていくようなしっとり感。山路酒造の桑酒をたっぷり使ったパウンドケーキが「桑酒ケーキ」です。   創業約490年の古さを誇る酒蔵の看板商品である桑酒は、ごく簡単に説明するなら桑の葉のリキュール。もち米を麹で糖化させていて、糖度が高く、香りはさわやか。ストレートはもちろんロックやソーダ割りにもぴったり。養蚕がさかんだった同地にちなむお酒です。 &nbsp […]

杉樽3年熟成で生まれる 濃厚なうまみと甘味のお醤油

杉樽3年熟成で生まれる 濃厚なうまみと甘味のお醤油

奥伊吹山系の伏流水が豊かな木之本。幕末の嘉永5年(1852)創業のダイコウ醤油では地下15mの自宅井戸から汲み上げた豊富な水を使って醤油製造を行っています。   ダイコウ醤油のように製造のすべてを自蔵で行っているのはごくわずか。6代目の大杉憲輔さんは「ここ木之本の風土のもとで、自分で一から造ることこそが大事だと思っている」と話します。     店頭には濃口、薄口、たま […]

食べておいしい、体にうれしい。余呉発ビーガン食品

食べておいしい、体にうれしい。余呉発ビーガン食品

余呉でムーンフードジャパンを営む東野雄史・マーシー夫妻は、豆乳アイスクリーム「ムーンアイス」の製造・販売を行っています。 もともとマーシーさんの故郷であるポーランドでお店を経営。帰国後、ビーガンの根付く土地で培われた経験をもとに、製造に取り組んできました。 ムーンアイスは、地元の無農薬大豆を使い動物性の材料を一切使っていない、今話題のビーガン食品(卵や乳製品を含む動物性たんぱく質不使用のこと)です […]