• 2020.4.13
  • 長浜くらしノートストア

山のいのちと真剣に向き合う


冬の厳しい余呉町にある居酒屋でのこと。シカの肉を食べて初めて「おいしい」と感じ驚いたことを今でも覚えている。このおいしさは、余呉町の猟師白川芳雄さんの「山のいのち」に対する思いと技から成せるもの。仕留め方、解体処理どちらも適正な方法を用い、最もおいしい状態で肉を提供する術を知っているからだ。

シカを解体する白川芳雄さん。「一番おいしい肉にしてやらんと獲物に申し訳たたんやろ」と一部位ずつ本当に丁寧に捌いていく。

白川さんは狩猟の免許をもって40年以上になるベテランで、捕らえた獲物を広く提供したいと、長浜で最初に野生鳥獣の食肉処理・販売の許可をとった人だ。1シーズンに捕えるのは、鹿50頭、猪2030頭、熊が3頭ほど。どの命も無駄にしないことを信念としている。

狩猟の様子。油断すれば滑落するおそれのある山を駆け上り、捨て身の野生獣と戦い、そしてズシリと重い獲物を道なき道を降りて麓まで持ち帰る。まさに命がけである。

「自分が仕留めた命を、自分の大事な人に食べてもらいたい。ならば正しい知識をもち、整った施設で解体処理して、いちばんおいしい状態にしたいと思うのは当然のこと」。シンプルな言葉に、命と向き合う白川さんの思いが込められている。

 

参考記事 http://naga-labo.org/daily/jibie_yogo/


【ジビエ缶詰】

白川さんが狩猟したイノシシ、シカ、クマをそれぞれ大和煮と味噌煮で仕立てた缶詰。こっくりとした味わいは、お酒のあてやご飯のおかずに最適。イノシシ、シカ、クマの肉の販売も可能。部位などによって価格が異なります。

 

白川ファーム山肉亭
長浜市余呉町中之郷1720 
Tel :0749-86-3318
川瀬智久
この記事を書いた人
川瀬智久
身長188cm、市役所入庁以来、背の高さだけはNo.1をキープしています(笑) 「人がまちを動かす」を理念に、広報を通じて、人がつながり、共感を与え、市民活動を喚起、活発化させられるようがんばります!今回の取組みで、観光のような「ハレ着」とは違った「普段着」の長浜の魅力、愉しみ方を紹介し、「長浜いいね!遊んでみたいね!住んでみたいね!」と、行動に移してもらえるようデザインしていきたいですね。