• 2020.8.1
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小鮎の沖すくい網漁


西浅井町菅浦の漁師長澤康博さんのご厚意で小鮎の沖すくい網漁を見学しました。

琵琶湖の小鮎は6月頃になると、沖合の湖面付近で群れを作ります。これを「マキ」と呼ぶようです。このマキをめがけて、船首に大きな網をしつらえた船を突進させて捕る漁を小鮎の沖すくい網漁といい、主に6月から7月に行われます。

朝5時前に出港、葛籠尾崎周辺で水面に浮上する小鮎の群れを探しました。

漁船には見張り台をかねた運転台が付いており、ここで操縦と網の操作をこなします。

気温が低いせいもあってなかなか湖面に浮上せず、あきらめて帰る途中に、気温も上がってきたのか、小鮎を追いかけるハスの貢献もあって湖面に浮上してきました!

それを見逃さず船がそこをめがけて突進し、そして獲物をすくうとき、油断していると船から投げ出されてしまうくらいの急ブレーキ。

待って漁をすることが多い琵琶湖の漁の中でも、獲物をめがけて捕る攻め漁法とも言え、まさに豪快な漁です。

網を寄せてくると予想以上にピカピカ光るたくさんの美しい小鮎が入っていてビックリと同時に思わずニンマリ。

7月末の今日の漁で小鮎の沖すくい漁は最終だそうで、本当に貴重な体験をさせていただきました。長澤さんありがとうございました。

 

沖すくい網漁【動画】 撮影:堀江昌史

 

菅浦漁港
滋賀県長浜市西浅井町菅浦

川瀬智久
この記事を書いた人
川瀬智久
身長188cm、市役所入庁以来、背の高さだけはNo.1をキープしています(笑) 「人がまちを動かす」を理念に、広報を通じて、人がつながり、共感を与え、市民活動を喚起、活発化させられるようがんばります!今回の取組みで、観光のような「ハレ着」とは違った「普段着」の長浜の魅力、愉しみ方を紹介し、「長浜いいね!遊んでみたいね!住んでみたいね!」と、行動に移してもらえるようデザインしていきたいですね。