取材とライティング術について学ぶ
第1回目に、市民カメライターとしての心得を学んだ受講生の皆さん。(1回目のレポートはこちら)
7月9日(日曜日)には、2回目となる講座があり、長浜市役所で取材とライティング術について学びました。
講師は市民活動支援センターのコーディネーターや市内でライターとして活躍中の矢島絢子さんです。
矢島さんは、この講座の進行役でもありますので、受講生とも距離が近く、気楽な雰囲気で始まりました。
この講座で、受講生は市民カメライターとして、人物を取材して、その記事をくらしノートに載せるためにどうしたら良いかを学びます。気楽な雰囲気の中にあって、受講生はメモを取るなど終始真剣に聞き入っていました。
また、講義だけでなく受講生は、実戦訓練にも取り組みました。少し表現がわかりにくい文章をわかりやすくすることや受講生が互いに取材し合い、記事を書くことにも取り組みました。
互いの取材のときは、時折笑いが起きるなど、打ち解けたものとなり、大変盛り上がりました。記事を書くトレーニングでは、人物を魅力的に表現する文章を真剣に考える姿も印象に残りました。
9月には、受講生の記事がアップされる予定で今から記事が楽しみです。
以下、矢島さんの講義メモです。
(取材編)
- 最も大事なことは、記事にしたい人を決めて、その人を取り上げる理由をしっかり持つことです。これが決まっていれば、原点に立ち返れます。
- 事前調査をした方が、リスクは少ないでしょう。ただ、事前に調べた情報は、あくまで下調べ。記事にするなら本人にあらためて聞くことが大切です。(インターネットで調べた情報は間違っていることも・・)
- 取材では、相手の言葉を多く引き出すことが大切です。様々な角度から聞くことや雑談も大切。雑談から相手の意外な一面がみられることもあるそうです。
- 取材相手を大事にすること。メモを取るばかりで、相手を見ないと、相手を不安にさせます。取材時間を守ることなどマナーも大切にしましょう。
(ライティング編)
- 「いちばん大事なことは、自分にしか書けないことを、だれにでもわかる文章で書くということ」(いのうえひさし)
- 文章のターゲットを決めることが大切。そのターゲットに手紙を書くようにしてみよう。
- 取材から得た情報からキーワードをつかむ。それを中心に文章をまとめるとわかりやすい文章になる。
- 表現が重なることは避けましょう。語彙力がなくても、類義語辞典をフル回転でカバーできます。インタビュー得たことをすべて書く必要はありません。断舎離しましょう。