大判焼きとは、小麦粉を主体とした生地にあんこやカスタードクリームを入れて金属製焼き型で作る小判の形をした和菓子のことだ。
地域によって呼び方が変わり、首都圏では「今川焼き」、関西では「回転焼き」と呼ばれることが多い。
他にも「二重焼き」や「太鼓焼き」など様々な呼び方がある。
ここ長浜では、駅前通りにある茶しんの「暫(しばらく)」が有名であり、大判焼きのことを暫と呼ぶ方も少なくない。今回、その暫を実際に食べてみた。
茶しんの暫は、赤(小豆の粒あん)と白(白いんげんの粒あん)の2種類がある。
10個入る長方形の白い箱には、「暫」の文字と長浜の文化を示した絵が印刷されている。
新聞サークルのメンバー(男3、女4)が食べた感想は…。
〇赤
・生地がもちもちしていて、あんこがたくさん入っていておいしい(晃)
・あんこの甘さが控えめでマル(田)
・食べやすい(ひ)
・あんがつまっていておいしい(実)
・できたてで温かくておいしい(岩)
・優しい甘さのあんで懐かしさを感じる(そ)
・あんこの玉手箱&あんこがいっぱい詰まってるけど甘さ控えめでどんどん食べられる(竹)
〇白
・あんこより甘くておいしい(晃)
・粒がおおきくてマル(田)
・あんことは別の甘さ。2種類買うべき(ひ)
・こしあんが好きな人はこっち?(ひ)
・白あんの方がこしあんにちかく、こちらのほうが甘い(実)
・白あんの方がとろりとしたあん(岩)
・あんこよりいっそうなめらかな甘さ。それぞれおいしい。両方食べるべき。色も紅白
でめでたいし!(そ)
・和菓子の白あんで粒は珍しい(竹)
研究所より
「暫」の名は、歌舞伎の演目「暫」にちなんだもの。
清原武衡(きよはらのたけひら)という悪党が、自分の意に従わない人々を家来に命じて斬ろうとするところに、武将の鎌倉権五郎(かまくらごんごろう)が「しばらく」という声とともに登場し、人々の命を助けるという筋立て。
茶しんのWebサイトでは「その主役のように、皆様にとっての正義の味方になれますように、安くて・旨くて・何より安全なものを作れますように、これからも努力いたします。」と紹介。
長浜といえば、曳山祭の子ども歌舞伎。そんなこともあって、歌舞伎の演目から名前をいただいたとのことです。