1951年創業のつるやパン。その看板商品といえば「サラダパン」です。
ほんのり甘みのあるコッペパンに、たくわん漬けをマヨネーズで和えたものをサンド。意外や意外の相性の良さが愛され続け、約60年のロングセラー。
多い日には3000個もを機械化せずに手作業で製造しています。
考案したのが、専務西村豊弘さんの祖母である智恵子さん。
当初はキャベツをサンドしていましたが、翌日にはキャベツの水分が出て品質が落ちてしまう……日持ちがするような他の野菜を考えていたところに思いついたのが、たまたま家にあったたくわん漬け。細かく刻んでサンドしてみたのが始まりでした。
おもしろいのが名前の由来。キャベツの「サラダ」ではなく、
なんとマヨネーズの原料である「サラダ油」から付けられたのです。当時はサラダ油が高価な時代で、「サラダ」という言葉が流行りだったのだとか。お土産に買われる際には話のタネにぜひどうぞ。
智恵子さんは今も現役。毎朝定時刻に調理室に立ち、その他のサンドイッチの製造を担当。通な人はこちらも狙う具だくさんのおいしさ。ぜひ本店へ!
【サラダパン】 地元の人には昔ながらのまちの味、長浜を訪れた人には斬新な味!
つるやパン http://tsuruyapan.jp 長浜市木之本町木之本1105 Tel :0749-82-3162 営業時間 月~土8:00~19:00、日・祝9:00~17:00 無休(臨時休業あり)
この記事を書いた人:竹中昌代(長浜ローカルフォト)