本格的な冬を迎えると、滋賀県のある地域では積雪量が1mを超える、というビックリするようなニュースを目にすることがありますが、、、広くなった長浜市の最北、余呉高原リゾートYAPのある余呉町中河内はそんな地域のひとつです。
ボクが住んでいる長浜市旧浅井町は今年の大雪で70cmほど積もりました。それでも多いくらいですが、余呉町中河内は2m超え。
積もる量が違いますね。
関西エリアでも珍しい豪雪地域です。スノーボーダーとして毎年、雪が降る度に心躍ります。
余呉高原は、近畿圏・東海圏からのアクセスもよく、大阪や名古屋ナンバーの車をよく見かけます。
そんな余呉高原リゾートYAPをご紹介致します。
今回は『滋賀県民感謝DAY』を狙って遊びに行きます。
毎月１回、滋賀県民であればリフト１日券が無料となる、とても太っ腹なビックイベントです。
北陸自動車道木之本ICから車で30分程の場所にあります。
国道３６５号線を木之本から余呉方面へ向かい、進みます。
行く手にはどんよりと灰色の雲。これは嫌な予感です。
しばらく進むと雨が降ってきてしまいました。
雨の中の滑走は辛いもの。
ゲレンデの空模様が気になるところですが、
天気予報サイトを見ると、雨または雪。
せめて雪になってもらいたいところです。
そのまま365号線を進むと昨年末に開通したばかりの椿坂トンネルが見えてきます。
以前は、ぐねぐねした山道の椿坂峠を越えていたのですがこのトンネルのおかげで15分ほど早く行き来できるようになりました。
トンネルを越えると、雨が雪に変わりました。
車内からは『おぉ～～！』という歓声が。
しかし結構な降り方。寒そうです。
途中で通る中河内の集落。
さすがに積雪量が違います。
屋根まで雪が覆っています。
中には棟まですっぽり埋まっているような建物も。
中河内を通過すると間もなくYAPです。
さすがは県民感謝DAY！たくさんの方が来られていて、第一駐車場は満車。
第二駐車場に停め無料シャトルバスに乗り込みました。
バスも雪道仕様にリフトアップ。
ほどなくしてゲレンデに到着します。
さっそくチケット売り場にて、身分証明書（免許証）と申込用紙を渡し、
滋賀県民感謝DAYパスポートをGET。
編集長は引き続いてレンタルブースへ。
板やブーツなど、借りたいアイテムを用紙に記入して、こちらも身分証明書を提示して受付します。
所定のレンタル料金はこんな感じでした。
いざ！ゲレンデへ。
冬休み時期なのでしょうか、学生らしき若者たちで賑やかです。
ヨゴコウゲンリゾート★ヤップ公式WEBサイトよりこちらがゲレンデ全体のマップ。
小さなふたつの谷と両翼の尾根に6本のコースがレイアウトされています。
広すぎず狭すぎず、１日遊ぶにはちょうど良い広さではないでしょうか。
軽くストレッチなど準備運動をして早速リフトに乗り込みます。
まずは短いリフトに乗ってしばしのウォーミングアップを。
心配していた雪も気になるほどではなく、徐々に感覚を取り戻します。
では行ってみましょう、お待ちかねのロングコースへ。
ブナ林の間を縫うように滑ったり、幅の狭いコースの両サイドにちょっとした斜面があったり、
グラトリヤジャンプなんかも楽しめるポイントです。
長いリフトに乗った先は、、、
まさかの結構な吹雪！
しかしまあこれもつきもの、逆に普段はなかなか見られない清廉な雪化粧です。
ときどき雲の切れ間から見える遠くに輝く白い稜線とともに、壮大な景色を味わいつつ、とても楽しく滑ることができました。
早起きして県外まで出掛けて、回りきれないほどに広いゲレンデを滑るのも楽しいですが、
ちょっとした休日にこうして気軽に立ち寄れるローカルなゲレンデも贅沢な味わいです。
気張らずじっくり、楽しい時間を満喫します。
そして何と言っても、もう一つの楽しみはランチですね。
定番のカツカレーに生ビール。体を動かしてからの生ビールは、最高でした！
【余呉高原リゾートYAP】
住所_〒529-0531 滋賀県長浜市余呉町中河内栃ノ木峠373
HP_http://www.yogo45.co.jp/
電話_0749-86-3001
メール_ info@yogo45.co.jp
営業時間_ 8:30～16:30（土曜のみナイター 17:30～23:00）
定休日_なし
リフト一日料金 ： 大人 4000円
小人 2700円
シニア 3000円
駐車場料金 ： 1000円（普通自動車）
※レンタル、スクール、各種イベント有り
※ゲレンデは、パーク・キッズゲレンデあります。
滑走可能や各料金など詳しくはWebサイトにてご確認下さい
http://www.yogo45.co.jp/
【必要なアイテム】
・スノーボード/バインディング/ブーツ ※レンタル有
・スノーボードウェア（上下） ※レンタル有
・帽子/グローブ/ゴーグル ※レンタルありません。
（スキーも同様）
【あると便利なアイテム】
・ネックウォーマー ※雪の日は必須。
・日焼け止め、リップクリーム ※晴れの日は日焼けします。
・パスケース（リフト券入れ）
・ケツパッド ※転んでても痛みを軽減できます。また、お尻が冷たくないです。
・工具（ドライバーなど） ※自分でバインディングの調整をする人
・スノーボード用靴下 ※厚みがあり温かく痛くなりにくいのと、やぶれにくいです。
執筆：佐野元昭
