Monthly Archives: 10月 2019

「星と祭」の復刊

「星と祭」の復刊

絶版状態だった長浜を中心とした湖北地方の観音文化のことがよくわかる井上靖さんの小説「星と祭」が地元の人たちの力で10月20日に復刊されました。クラウドファンディングや勧進イベントを行って資金を募るなどした尽力が実った形となりました。 さらに、復刊に合わせて「星と祭」復刊プロジェクト公式ガイドブックも製作。著者はメンバーの一人で長浜市地域おこし協力隊の観音ガールこと「對馬佳菜子」さん。「観音ガールと […]

長浜人の花火を楽しむ文化

長浜人の花火を楽しむ文化

長浜市を中心とした湖北地域には、明治時代から「花火陣屋」と言われる花火を打ち上げる際の指揮所が残っています。湖北地域特有のものらしく国友町、今町、宮部町、大井町をはじめ現在12基あるそうです。 今町には、巴組と言われる陣屋が1基のみ残っています。その歴史は今町に隣接する国友町に関係します。国友町は信長、秀吉の時代から鉄砲鍛冶で栄えた集落でしたが、江戸時代になると戦がなくなり、火薬技術に優れた人たち […]

鍛冶屋町らしい太閤踊りの復活

鍛冶屋町らしい太閤踊りの復活

長浜市鍛治屋町で途絶えていた伝統的な踊りが20年ぶりに復活しました。 鍛治屋町はその名のとおり鍛冶で栄えたまちで、戦国時代には「草野槍」と呼ばれる戦の武器が作られていました。その槍が賤ケ岳の戦いで豊臣秀吉側の勝利に貢献し、踊りはその祝いに始まったとされます。賤ケ岳の戦い後、秀吉は賦役免除などで鍛治屋町を厚遇したそうです。   踊りの名は「太閤踊り」。市内や周辺には雨乞い目的の「太鼓踊り」 […]