迷ったときこそ、昔の人の知恵を借りてみませんか。にぎにぎのみんなのおばあちゃん、野本さんのアドバイスのもと親子で郷土料理「ぜいたく煮」に挑戦です。
主催は、市内在住の母親を中心に、子どもの「食べる」を大事に考える「ごはん大すき!にぎにぎの会」。平成21年に9月に発足し、月1回(基本毎月第3木曜日)にぎにぎ広場を中心に活動中。
「毎日の『食べる』をもっとおいしく、もっと楽しく」をモットーに、郷土の味や季節の料理などを毎日の食卓に活かそうと、ぬか床づくり、干し野菜、味噌仕込みなど「食べる」にまつわる手作業を子どもたちと楽しく体験し、みんなで「はじめの一歩」を踏み出しています。
この日はぜいたく煮のほか、ねぎ味噌を作りました。ぜいたく煮は、前年に種まきから育てた大根を使います。これを干して漬け込んだものが、さらにひと手間かけて「ぜいたく煮」になります。
だしの煮干しのはらわた取りは、子どもたちもお手伝い。時折つまみ食いをして素材のうま味を感じていました。
水に浸した漬け大根の水切りはお母さんたち、おばあちゃんに教えてもらいながらタオルに大根を包み、ギュッと絞ります。
ねぎ味噌に使う味噌は、3~4年前に子どもたちとともに仕込んだもので、黒光りしていて年期を感じさせます。
これをすり鉢でねぎとともにすりつぶします。これは親子で挑戦です。子どもたちは、ねぎの成分で涙目になりながらもがんばりました。
「ぜいたく煮など郷土料理は手間がかかるけど、その分おいしいし、『私がやった』という自信がつく。そして何よりも、料理が家族のなかで話題になり、家庭も楽しくなるという別の宝物が我が家に飛び込んでくるんよ」と、にぎにぎのおばあちゃん。
「食べ物や情報があふれるなかで、『毎日の献立何にしよう』『子どもがあんまり食べなくて・・』と悩んでいる人、そんな時こそ『ごはんと味噌汁とお漬物』。昔の人の知恵を借りて肩の荷をおろしてみませんか。『料理はシンプルに!食卓はみんなで楽しく!』」・・それがにぎにぎの会の提案です。そして、「子ども達の笑顔に逢いたい!」・・そんな想いで今日も台所に立ち、活動を続けています。
ごはん大すき!にぎにぎの会
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