• 2019.8.9 長浜の風景
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真夏の夜の贅沢な楽しみ


8月5日は長浜・北びわ湖大花火大会。たくさんの人が打ち上げ会場の長浜港に集まるが、花火会場とは真逆の16km離れた賤ケ岳山頂に向かった。もちろん花火を楽しむためだが、カメラを操りながらの望遠花火撮影を楽しむのだ。「花火を近くから撮影すれば」と思うかもしれないが、ここで撮影する醍醐味は長浜の夜景とともに花火を切り取ることができ、「長浜の花火」ということがよくわかることだ。

今回、滋賀から世界に発信しているフォトグラファー「別所隆弘」さんと、わざわざ鳥取から来ていただいた、風景写真家であり写真を生かしたまちづくりを全国で展開している地域活性プロデューサーの「柄木孝志」さんに同行できたのが何よりうれしい。

夕方にリフトの最終便に乗車して山頂に向かう。賤ケ岳の山頂は雄大な奥びわ湖、鏡湖「余呉湖」、そして長浜の町並みが見える絶景スポット。ここでの楽しみは、花火だけでなく、山頂からほとんどの人が見たことのない夕焼けと星空風景もある。

山頂まで登り、夕方になると予想していた通り空が焼けて、周囲は最高のあかね色の景色に。

別所隆弘さん撮影

そして花火撮影。16km離れていると音は遅れてかすかにしか届かない。遠くの小さい花火を肉眼で見ながらシャッターを操作する。花火は動く風景なので操作のタイミングの良し悪しでその綺麗さが変わる。タイミングよくシャッターを切れたときの達成感がたまらない。

そして花火撮影後の夜景と星空も最高だった。とても空気が澄んでいて、天の川も肉眼でも見えるほど。そして流れ星も数回見ることができた。それをたった3人だけの特等席で楽しめるという優越感に完全に浸りまくった。

別所隆弘さん撮影

賤ヶ岳を歩いて下山後、場所を移し「Active Space F」という奥びわ湖沿いにある廃ホテルの屋上をリノベーションしたコミュニティ施設へ。ここは奥びわ湖と星空が間近に見える最高空間だ。別の場所で花火撮影をしていたフォトグラファーの三吉勇基さんとも合流して、しばらく星空観察、撮影を楽しみ、その後、天の川と星空を背景に集合写真を撮って家路についた。

長浜は真夏の夜を贅沢に楽しむ最高の舞台だ。

柄木孝志さん撮影

 

◯賤ケ岳リフト

営業期間:7月6日(土)〜12月1日(日)
営業時間:9:00〜17:00

山頂や登山道は照明がないので、夜間は懐中電灯必須。
公式HP  https://www.shizugatakelift.jp/

◯Active Space F について
https://www.facebook.com/Active-Space-F–778715325570503/

川瀬智久
この記事を書いた人
川瀬智久
身長188cm、市役所入庁以来、背の高さだけはNo.1をキープしています(笑) 「人がまちを動かす」を理念に、広報を通じて、人がつながり、共感を与え、市民活動を喚起、活発化させられるようがんばります!今回の取組みで、観光のような「ハレ着」とは違った「普段着」の長浜の魅力、愉しみ方を紹介し、「長浜いいね!遊んでみたいね!住んでみたいね!」と、行動に移してもらえるようデザインしていきたいですね。