地域の力でつくる冨田酒造の杉玉

木之本町の北国街道沿いの酒蔵、冨田酒造に今年も青々とした杉玉が吊られました。
（冨田酒造の正面の写真がなくてすみません。。。後日撮影して追加するのでお楽しみに。）
日本全国、どこの酒蔵にも店頭の軒先に見かけるもので、新酒ができたことを知らせる目印としての役割をもっています。
冨田酒造ではここ数年、住民有志が杉玉づくりをしています。
お酒の原料となる米を同蔵に出荷している市内の農家さんらが呼びかけ、ときには県外からの参加者も。

作り方はいたってシンプルで、玉の芯にひたすら杉の枝をさしていき、形を整えていきます。

まずは素材調達。杉は湖北町上山田にあるコミュニティーどっぽ村で伐採させてもらいます。例年は生えている杉に登って枝を斧で刈りとっているのですが、今年は最近間伐した木を利用して。木が倒れている分伐採作業がはかどりました。

軽トラいっぱいに枝は、芯に刺しやすいように剪定ばさみなどで枝を細分化させていきます。枝は細すぎると刺せないので、分別のコツが必要。あとはひたすら刺す。とても根気のいる作業です。
ひたすら枝をさしてある程度大きくなってくると、形を整えていきます。杉玉らしくなってきた！とみんな感動もひとしお。もうひとふんばりです。