今年から施行される国民の祝日「山の日」がいよいよ目前に迫ってきました!
ジリジリと暑い日々が続き出かけるのも億劫になりがちな時期ですが、オススメの山をご紹介。
湖北のランドマーク「霊峰 伊吹山」!!!
日中登山もいいけど、今回是非紹介したいのがナイトハイク!!!
ナイトハイク!って聞くと敷居が一気に高くなる気がしますが伊吹山は登山道の整備が行き届いており、経験者と行けば体力の自信のある方であれば問題なく登れます。
僕の人生初のナイトハイクは小学生の時。もちろん伊吹山に登り、良き思い出となってます。
関西の梅雨明け宣言が発表される直前、伊吹山にナイトハイクしてきました。
今回の計画は、
00:00 − 伊吹山登山口
00:30 − 一号目 (小休止5分)
01:25 − 三号目 (小休止5分)
02:10 − 五号目 (小休止15分)
03:05 − 六号目避難小屋 (小休止5分)
04:00 − 伊吹山山頂 (大休止)
04:40 − ご来光(予定)
05:30 − 下山開始
08:00 − 伊吹山登山口(往路と同じルート)
まずは、登山口にある三之宮神社に安全登山を祈願し、いざ出発!!!
暗い中、ヘッドランプの明かりを頼りに登山口を探します。
一号目に到着!
体が慣れるまで登り始めは少しゆっくりと。
途中で夜景のお出迎え。
こちらは、米原市と彦根市。
そして右手奥が長浜市。
(最近、新しいミラーレスカメラに変えたばかりで設定の仕方がわからず、、、手ぶれ補正もあるはずですが三脚も持ってきてないので夜の写真ブレブレです・・・あしからず。)
二号目、到着!
二号目過ぎたあたりから、目の前に光が・・・
よく見ると、小さな小さなヒメボタルが。
とても可憐な光を灯してくれます。
六号目あたりまでヒメボタルに遭遇しては心踊り、暗闇からの物音には少し怯えながらナイトハイクを満喫!
しかし、天気予報は裏切ってくれず、、、七号目あたりから小雨が。
あたりもガスに包まれ、カメラをザックに仕舞い山頂を目指します。
山頂もガスガスですがほの暗い感じ。
日本武尊に御詣りし登頂!
汗と小雨で濡れて冷えた体をコーヒーで温めながら、ただただ一瞬でも晴れてくれるのを祈ります。
・・・が、雨雲レーダー通りガスが晴れることなくご来光はお預けで下山することに。
下りるにつれ、だいぶ明るくなってきました。
朝靄のようでこれはこれで幻想的。
登りでは気づかなかった草木に目を向けながらゆっくり歩いてると20Mほど手前に物音が。
目を凝らしてみると、、、
野うさぎに遭遇!
シャッターチャンスの時にはすでにこちらに気づいて逃げさる後ろ姿のみ捕らえることができました
そうこうしてる間に目下に雲の切れ目が・・・
七号目過ぎた辺りから時々、青空が顔を出してくれました。
どうやら下界は晴れてるみたいです。
六号目辺りにある避難小屋。
五号目あたりでの竹生島と長浜市の平野。
五号目の休憩スペースと、
休憩小屋。
五号目あたりから登山客がちらほら。
挨拶すると「もう下りてきたんですか!?」とビックリされ、夜から登ってるだけですが、なぜか優越感!
四号目過ぎあたりから晴れ間も長くなり、早朝の気持ちのいい登山を楽しめました。
小屋や動植物、看板を見つけては「パシャリ!」。
ご来光は残念でしたが、ガスガスの伊吹山も風情があり楽しい山行でした。
神社前の水路で汚れた登山靴を洗わせてもらい、家路へ。
はじめての「山の日」に、夏休みの思い出に、伊吹山ナイトハイクにチャレンジしてみてはどうでしょうか?
○伊吹山 概要
滋賀県の最高峰で標高は1,377m。 標高差は1,165.3mで片道6㎞の登山ルートです。
「日本百名山」の一つとして有名で、山頂近 くの草原ではたくさんの高山植物が見られ、 夏の時期は、樹林が少ないこともあり、夜 間登山が盛んで、夜にはユウスゲやヒメボタ ルを見ることができます。
伊吹山の登山と花の情報
http://www.ds-j.com/nature/ibuki/Information/access/tozan-info.html#Anchor-49575
○登山装備と持ち物(参考 : 登山情報サイト Yamakei Online )
http://www.yamakei-online.com/beginners/step04_3.php
○場所
執筆 : 佐野元昭